●班分け 「チーム対抗戦」
1チーム、6−7人で6チームとする。原則的に大人をチームには付けない。リーダーは高校生、サブを小学生or中学生、回答担当を小学生とする。事前の申し込み段階で、翌日のシンポ参加を聞いておく。各チームは学年をばらし、シンポ参加者をできるだけ均等に入れる。
リーダーが統括、サブが事務的なこと(資料配付、画用紙書き)を補う。
チーム名は、地震、火山に関連する分かりやすい地形の写真があるものにする。チーム富士、チーム箱根など
●評価システム 「なまずカードを集めろ」
なまずカードを使う。いくつか設定されたゲームでの講評時に、正しい認識の回答とともに、ユニークな発想も積極的に評価する。また、質疑でのいい質問にもカードを配る。カードは個人にではなく、チームに渡す。まとめての質問の回答者は、特に指定しない限り、小学生に回答してもらうことで、チーム内での理解の共有を目指す。
●開講式・オリエンテーション
【準備するもの=準備する人】
はがき大カード=中丸
配付資料=実行委員
なまずカード=中丸→中川
(カードは、フラッグにぶら下げておいて、終了時にチームごとで班員に分ける。最低1人1枚は渡るように、切り上げて不足分を渡す)
チームフラッグ=棚井
9:00開会
・はじめのあいさつ 桑原学校教育委員会委員長 2分
(ようこそいらっしゃいました)
・来賓挨拶 函南町教育長 5分
・アイスブレークゲーム(サイン集め)と班分け=中川 10分
参加者全員、ペンを持ってステージに上がってもらう。はがきサイズに切った厚紙を全員に渡す。ゲームの要領を説明する。
・「サイン集め」=中川
始めの合図で、出来るだけ多くの人と挨拶して握手をし、カードにサイン(フルネーム)を書いてもらう。3分程度の終わりの合図で終了。最もサインを多く集めた子どもが、カードに書かれた名前をゆっくり読み上げる。その際、全員カードにチェック、残った名前の最も多い子どもが残った名前を読み上げる。全員がステージに上がったら、班分けが分かるようにして、客席に資料を置く。
読み上げられた子どもは、1人ずつどこの学校の何年生かを自己紹介。大学院生が「○○さんはチーム××(のチーフ、サブ)です」と班分け名簿に沿って班名を示す。
子どもは、客席の指定された班の場所に行く。チーフとサブの役割(人員点呼・ゲームの中心がリーダー、得点記録・事務担当がサブ)も伝える。
スタッフ、サポーターもサイン集めに参加し、名前を呼ばれたら担当と、自己紹介をする。チームごとで集めた名前の延べ数を合計し、なまずカードを多いチームから3枚、2枚、1枚ずつ渡す=中川
・スクールの目的と概要説明 小山実行委員長 5分
・安全管理などの注意事項 中川 2分
9:25 開講式終了
全員、トイレに行って、公民館正面のバスに乗る。
忘れ物などチェック。この段階まで、来ていない参加者は不参加と見なす。
【準備するもの=準備する人】
手持ち資料の拡大版・紙芝居=小山、中川・・・雨天時はOHPで
(周辺地図、火山分布図、火山の年齢と形の図、地理院のGPSの図、小山さんがまとめた「伊豆半島の火山」のP12)
●いま、君の足元の大地はこんなところだ!
(1)地図で、周辺の様子と現在地とどこへ行くかを、車窓を眺めながら説明=小山
(2)上り坂になってきたあたりで「山はどうして高くなるか」と問いかけ。山のでき方の解説=小山
(3)地中の力が山をも作る。その表現結果が地震。地震を起こすのは断層。力がかかり続けるので、地震は繰り返して起きている。日本列島ひびだらけ、ここいらにはひびがいっぱい=山崎
【準備するもの=準備する人】
写真紙芝居=小山・・・雨天時はOHPで
(箱根火山の昔の姿・斜面の延長上のかつての山体。斜面に線を入れ山の斜面のなだらかさを示した写真。トンネルの線と断層の交差点に×を入れた写真。断層線を入れた写真)=いずれも同サイズで
ホワイトボード=小山
なまずカード=中丸→山崎
スズランテープ=中丸
10:30
●丹那盆地付近の地形観察
伊豆スカイラン駐車場、事前にスズランテープで場所を確保。
・バスの中で、駐車場進入車や通行車両への注意=中川
(1)バスから降りて、まずみんな景色を見る。
(2)火山の話
遠景の箱根火山、みんなの足元の多賀火山、その間の湯河原火山。南側ほど古い。箱根は昔は富士山型、カルデラと中央火口丘など=小山
#写真紙芝居=箱根火山の昔の姿
(3)火山地形と山の斜面=小山
なだらかな斜面=溶岩が流れてできた地形を見分けてもらう。
#写真紙芝居=山の斜面のなだらかさを示す。斜面に線を入れたもの
(4)丹那断層=山崎
「ここの地形に丹那断層が隠れている」。北伊豆地震とは。どんな被害(沖積平野問題にはここでは触れない)。丹那トンネルと北伊豆地震などを説明。どこにトンネルが掘ってあるか、地震でトンネルがずれたポイントを示す。
#写真紙芝居=トンネルの線と断層の交差点に×
(5)断層線を探せ=質疑は小山・山崎、ゲーム部分は中川
これまでの説明で分からないことがあるか質問を受ける。QAが終わった後、これまでの説明から断層線がどこにあるのか、各自で資料の写真に書き込む。大人はよけいなヒントは言わない。各チームごとに、統一見解を作り、その作成した線が入った写真を持った代表が全チーム前に出て、「はい、ではみんなに見せて下さい」で一斉に示す。
(6)講評=山崎
各チームごとに講評しながら、なまずカードを配る。なぜ、ここに線が引けたかの説明も聞き、そのユニークさも評価する。各チーム1−3枚程度。
その上で、断層の一般論などを概説。ついでにこれから行くところの場所も説明。
(7)バスに乗車=中川
11:10 出発。天気が良ければ、時間を見て自由に景色を観察することもあるが、できるだけあとで押さないためにすぐ行動する。
車中で、追加の説明=山崎、小山
【準備するもの=準備する人】
模造紙、ガムテープ=中丸
手持ち資料の被災地図の拡大紙芝居=武村
●断層公園で地表のずれをみる
(ずれを示す看板を紙で覆っておく=中丸、院生ら)
11:30 丹那断層公園着
(1)まずトイレに行って、丹那田代盆地周辺地形模型の前に集まる。
全員が集まるまで自由に模型前で観察
(2)地形俯瞰模型で説明=山崎
チームリーダーが、各チームごとに集まったかどうかを確認=中川。全チームが集まったら、スカイラインの駐車場で見たことを復習する。
(3)「断層の証拠を探せ」=中川
・ここで断層が地表に現れた証拠を探せ
(石垣、水路、ゴミ捨て場の石組みのずれ3カ所が分かりやすい)
・断層が地表でずれた方向を東西南北で説明し、ずれた長さを何点何メートルまで推測しよう(2・6mが正解)
(4)講評・なまずカード=山崎
上記が分かったチームは、順次トレンチ脇の山崎さんのところまで行く。各チームから結果報告を受け、なまずカードを進呈。早さ、正確さ、ユニークさでカード枚数を決める。
(5)トレンチ見学=山崎、揺れのお話=武村
トレンチ内で解説を聞く。断層は南側の分かりやすい断層線を使う。地震の被害を起こすのは地表のずれよりも深い部分のずれによる揺れであること、繰り返しの活動のことなど。
当時は農家が建っていたこと、地震の後も使われていて地表の部分が埋められていたこと、被害は断層に沿ったところよりも断層から離れた軟弱地盤の地域で大きな被害が出たこと=阪神大震災の野島断層保存館脇のメモリアルハウスの事例も=武村
全員を半分ずつにわけ、トレンチの外で揺れの話、トレンチ内ではトレンチの説明を、ほぼ同じ時間で半数ずつに分けて行う。
昼食は、当日のキャンセル連絡だけを、朝集合した段階でする。断層公園でのプログラムを見計らって到着時間を連絡するとともに、メニューごとの席の位置を確認し、バスの中で参加者に説明しておく=中川
バスの中で、翌日のパネルでの発表者を紹介、それぞれに課題用紙を配布する=中川
・12:50に東側の芝生広場に集合、人員点呼
【用意するもの】
特になし
●池の山峠解説
断層公園の延長上の山の斜面にまたへこみがあることを解説=山崎
丹那の謎として川口の森を補足的に説明。
「解明するのは君たちの手に掛かっている」等々=山崎
評価をしてもしなくてもいい。説明内容は10分弱で。
【用意するもの=用意する人】
スライドケースでつくった断層模型作成セット40=相原
(底を切断したスライドケース、「へら」、スプーン、カード大の厚紙)
小麦粉(強力粉、薄力粉)=相原
ココアの粉(砂糖・ミルクなどを含まない純ココアのパウダー)=相原
ビニールシート(または新聞紙)テーブル7枚=棚井さんに確認
バケツ1個・ゴミ袋、台拭き=棚井さんに確認
電子顕微鏡写真=相原
●断層を作ってみよう
★縦ずれ断層のモデル(岡本さんの実験)
1)ビニールシート(なければ新聞紙)を各テーブルに敷く
2)断層模型作成セットを各人1セット配布。
3)セットのそれぞれがどの場面で使うかという説明。
4)小麦粉(白色)とココアパウダー(茶色)で地層を作る。
・「へら」の設置:
スライドケースの透明な「ふた」の底のレンズから遠い方の端に、あとで地層を押すための「へら」を1枚テープで止めておく。
・小麦粉を敷く:
タッパー入れの中から小麦粉用スプーンですくい、スライドケースのふた(透明)の下の方から粉を入れ、水平に薄くならす。スライドケースの底(緑色)で軽く上から押し固める。厚さ数mmのきれいな層になるようにする。
・ココアパウダーを敷く:
その上に今度はココアパウダーを同じように薄く重ねる。(透明な「ふた」の側壁に沿ってパウダーを落としていけばいい)
・きれいにする:
最後に、透明な「ふた」の側壁についた粉をきれいに掃除して、地層のばえが良くなるよう工夫する。(例えば厚手の紙かカードなど側面につけて、側面に付いた粉を下に押し出す)。何といってもきれいな地層を作るのがこの実験の一番のポイント。
・5層にする:
地層が5層(小麦粉3層+ココア2層でふたの半分の高さが理想)ぐらいできたら、地層は完成。
5)横から力をかけて地層を変形させる。
テープで止めていた「へら」の上端を持って慎重に横に地層を圧縮。ゆっくりと押しながら地層の様子をじっくり観察。スケッチ。(押していくと順番に「へら」で押す方向に断層が飛び火する。地面もそれに連れて盛り上がっていく。余り押しすぎると地層がこぼれてしまうので気をつける。)
6)出来上がった人から一人一人記念撮影=宮嶋
なまず博士認定証のために、模型に顔を近寄せてのアップで
7)片付け
粉はバケツに入れて回収、ビニールシート(新聞紙)回収、清掃(床清掃は、液状化実験後に)
☆横ずれ断層のモデル(机を片づけた後に実施)
1)横ずれモデルとして各人B4紙1枚を配付。
2)両手の手のひらを下にして紙の上におき、紙を押さえながら、左右の手を逆方向に動かす。
3)紙は切れるが、雁行状に平行な何本かの筋になって切れる。
【用意するもの=用意する人】
ペットボトル人数分=中丸
砂=中丸
スコップ=中丸
消しゴム=中丸
説明用のOHP=函南町
●液状化実験
・液状化の実験=中丸(30分)
1)調理室の外に出る。
2)ペットボトルに水を入れる。
3)砂をいれ、よくかき混ぜる。
4)物を砂の上にのせる。
5)たたいて液状化を起す。
6)観察が終わったら砂をバケツに返す。
7)ペットボトルを洗い片付ける。
【用意するもの=用意する人】
OHP=函南町
OHPシートなど=武村、小山、山崎
・液状化という現象について=武村(10分)
・静岡県の液状化についての危険度マップ=小山(5分)
講演者のやりたいようにやっていただくのがいいが、講義の途中や終わりで、各講師2問程度、子どもたちにチーム単位で質問を投げて答えをもらい、なまずカードを付与したいとも思います。回答に対する評価は、これまで同様、ユニークさも念頭に。
【用意するもの=用意する人】
なまず博士認定証人数分=中川
●閉講式=進行・中丸
・なまずカード成績発表=中川
(人数分に足りないときは、補って渡す)
・全員になまず観察博士認定証授与=桑原
・閉講にあたって=小山
・連絡事項=中川