主催:日本地震学会・日本火山学会

後援:静岡県・函南町・静岡県教育委員会・函南町教育委員会


地震・火山の理解と防災教育に関するシンポジウム報告


 伊豆半島周辺の地震・活断層・火山を題材として,地震・火山の基礎知識をやさしく解説した上で,よりよい防災教育のあり方を考える公開シンポジウムを開催しました.児童生徒がパネリストとして参加するパネルディスカッションもおこないました.

パネルディスカッションの様子


●日時 平成11年8月21日(土) 12:30〜17:00

●場所 函南町中央公民館(静岡県田方郡函南町上沢81,伊豆箱根鉄道大場駅から徒歩10分,地図参照)

●プログラム

 司会あいさつ: 川端信正(元静岡放送,静岡総合研究機構防災情報研究所研究員)

 あいさつ: 芹澤伸行(函南町長)

 講演:

「活断層って何だろう」

 山崎晴雄(東京都立大学理学部教授)

「地震はなぜ起きるのか」

 山岡耕春(名古屋大学理学部助教授)

「火山の見つけ方・つきあい方」

 小山真人(静岡大学教育学部助教授)

 

 パネルディスカッション: 「地震や火山と向きあう文化を」

  コーディネータ: 中川和之(時事通信社神戸総局次長)

    パネリスト

     数越達也(兵庫県立芦屋高校教諭)

     武村雅之(鹿島建設小堀研究室地震地盤研究部次長)

     前日の「地震火山こどもサマースクール」に参加した児童生徒代表3名

●対象 一般市民ならびに児童生徒(小学校高学年以上)

●参加者 100名

●講師・パネリストのプロフィール

 山崎晴雄(やまざき・はるお)
東京都立大学理学部教授(理学博士).専門は活断層学.日本第四紀(だいよんき)学会評議員.丹那断層,国府津―松田断層,富士川河口断層帯などの伊豆半島周辺の活断層研究のスペシャリスト.活断層をむやみに恐れる社会の風潮を正したいと考える.主な著書―「活断層とは何か」(共著,東京大学出版会)など.

 山岡耕春(やまおか・こうしゅん)
名古屋大学理学部地震火山観測研究センター助教授(理学博士).専門は地震学・火山学.日本火山学会評議員.元東京大学地震研究所伊豆大島火山観測所職員.最近は,兵庫県南部地震の震源断層となった野島断層の解剖計画を進めている.日本の地震・噴火の両予知研究を手がける若きエース.主な著書―「検証:災害とは何か」(共著,リバティ書房)など.

 小山真人(こやま・まさと)
静岡大学教育学部助教授(理学博士).専門は地質学・火山学・歴史地震学.伊豆東部火山群,伊豆大島,富士山などの伊豆半島周辺火山の噴火史研究の第一人者のひとりであるとともに,歴史時代の地震史研究も手がける.日本に地震・火山と正しく向きあう市民文化を根づかせることを夢みる.主な著書―「ヨーロッパ火山紀行」(ちくま新書)など.

 中川和之(なかがわ・かずゆき)
時事通信社神戸総局次長.長年の気象庁担当によって学者顔負けの地震・火山通であり,日本地震学会の広報委員もつとめる.記者としてではなく,市民の立場から災害救援のあるべき姿を模索している.主な著書―「阪神大震災を生き抜く」(編集・共著,時事通信社)など.

 数越達也(すごし・たつや)
兵庫県立芦屋高校教諭(理科).1995年の兵庫県南部地震で自宅と勤務先の両方が震度7という体験をもとに,芦屋高校で「震災と復興の記録」ホームページを開設し,地震・防災教育に取りくんでいる.日本地震学会学校教育委員会委員.主な著書―「私の理科の部屋活用法」(共著,民衆社)など.

 武村雅之(たけむら・まさゆき)
鹿島建設小堀研究室地震地盤研究部次長(理学博士).専門は地震学・地震工学.とくに地震時のゆれの研究について多数の論文あり.最近は大正12年関東大震災の際のゆれについて興味を持ち,いくつかの新事実をつきとめた.主な著書―「大地震と都市災害」(共著,鹿島出版会)など.



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